Roblox Studio

Roblox Studio
ジャンル ゲームエンジン
対応機種 Microsoft Windows7, 8, 10, 11
Mac OS X 10.11以上
開発元 Roblox Corporation

Roblox Studio(ロブロックススタジオ)は、Roblox内のゲーム(エクスペリエンス)を制作するために、Roblox Corporationが独自に開発した物理エンジンを備えたゲームエンジン。

プログラミング言語であるLuaの拡張言語Luau[1]を使用して、誰でもRoblox上にいろいろなジャンルのメタバースプラットフォームを作成することができる。[2]

概要

Roblox Studioではユーザーが自らゲームを開発することができ、開発したゲームは全世界に向けて公開することもできる。また、Robuxを利用したゲームパスなどを作成することで、プレイヤーに課金させることも可能である。[3]

比較的扱いやすいゲームエンジンであり、プログラミングを行わなくてもブロック(Part)を配置するだけで、簡単なアスレチックゲームを制作できる。

主な機能

Luauによるプログラミング

Luauを利用して本格的なゲームロジックを構築できる。例えば、特定のパーツに触れた際にプレイヤーにダメージを与える仕組みや、動くギミックなどを実装できる。

以下は、プレイヤーが触れたときに死ぬ(Healthを0にする)一般的なスクリプトの例である。

function onTouched(part)
	local h = part.Parent:findFirstChild("Humanoid")
	if h ~= nil then
		h.Health = 0
	end
end
script.Parent.Touched:Connect(onTouched)

アイテム制作

プレイヤーが装備・使用できる「ツール」を制作できる。スピードやジャンプ力を変更するアイテムや、回復アイテムなどを作成し、StarterPackに格納することでスポーン時の初期装備に設定できる。

3Dオブジェクトのインポート

Wavefront(.obj)およびFBX(.fbx)ファイルのインポートに対応している。Blender等の外部ツールで制作した高精細なモデルを読み込むことが可能だが、1つのメッシュにつきポリゴン数に制限(約10,000ポリゴン以下)があるため、分割してインポートするなどの工夫が必要となる。

地形エディタ

「Terrain Editor」を使用することで、海、山、草原といった広大な地形をブラシ操作やシード値による自動生成で作成できる。バイオームごとの設定や、洞窟の有無なども詳細にカスタマイズ可能である。

AIによる制作支援

2023年以降、生成AIテクノロジーが導入されている。

  • Roblox Assistant:自然言語で指示を出すだけで、オブジェクトの配置やLuauコードの生成を行う会話型AI。
  • コードアシスタント:スクリプト作成中に、文脈に合わせてコードの続きをリアルタイムで提案する機能[4]。

年齢制限とコンテンツ

2023年より「17歳以上限定(17+)」カテゴリが新設された。これにより、暴力表現や飲酒の示唆など、より成熟したテーマを扱うコンテンツの制作が可能となったが、公開には政府発行の身分証明書による年齢確認が必須となっている。

Roblox Studioと外部ツール

Roblox StudioはChatGPTなどの外部AIツールとも相性が良く、コードのデバッグやロジックの相談に利用されることが多い。これにより、プログラミング未経験者であっても高度なゲームを制作する敷居が下がっている。

批判と問題点

Robloxは、若年層の開発者からの搾取構造について批判を受けることがある[5]。仮想通貨「Robux」を現実の通貨に換金する際(Developer Exchange)、プラットフォーム側の手数料が高額であり、クリエイターの手元に残る収益が限定的である点が指摘されている。

脚注

  1. ↑ “ルアウ | 文書 - Roblox クリエーターハブ”. create.roblox.com. 2025年6月8日閲覧。
  2. ↑ “最初の体験を作成する | 文書 - Roblox クリエーターハブ”. create.roblox.com. 2025年6月8日閲覧。
  3. ↑ “Monetize on Roblox | 文書 - Roblox クリエーターハブ”. create.roblox.com. 2025年6月8日閲覧。
  4. ↑ “Roblox Assistantを使用した作成方法”. create.roblox.com. 2026年4月19日閲覧。
  5. ↑ “シリコンバレー101(892) 好調Robloxに火種、プラットフォーム取り分75%、若い開発者から搾取と批判”. TECH+(テックプラス) (2021年8月25日). 2023年10月2日閲覧。

関連項目

外部リンク