wena
| 開発元 | SONY、augment AI |
|---|---|
| 製造元 | SONY、augment AI |
| 種別 | ウェアラブルコンピュータ |
| 世代 | Series 4 |
wena(ウェナ)は、SONYが2016年6月から販売しているハイブリッド型ウェアラブルコンピュータ(スマートウォッチ)である。
概要
ソニーのwena(ウェナ)シリーズは、腕時計のバンド部分にスマートウォッチ機能を内蔵し、ヘッド部分にはアナログ時計を採用するハイブリッド型ウェアラブル端末である。2015年に同社の新規事業プログラム(Seed Acceleration Program)から生まれ、クラウドファンディングで1億円以上の支援を得て2016年6月に第1世代モデル「wena wrist」が発売された[1][2][3]。wena wristではバンド部に電子マネー(おサイフケータイ)機能、スマートフォン通知表示、活動量計(歩数・消費カロリー計測)などのスマート機能を搭載し、LED表示や振動で電話/メール/SNSの通知を受け取れる仕様となっている[4]。wena 3ではバックル部に大型タッチディスプレイと音声アシスタントAlexaを装備し、Suicaや各種電子マネーにも対応するなど機能が大幅に進化した[1][5]。その後販売及びサポートは終了したが、augment AIに譲渡後の2026年3月17日にはwena X(クロス)を販売することが発表された[6]。
沿革
- 2015年8月 – ソニーのクラウドファンディング「First Flight」でwenaプロジェクトが支援募集を開始し、1億円以上を調達した[4]。
- 2016年6月 – 第1世代モデル「wena wrist」を正式発売。アナログ腕時計の盤面を採用しつつバンド部にFelica電子マネーや通知・活動量計機能を内蔵した[4]。
- 2017年3月 – Chronographモデルの新色「Chronograph White」を追加発売[7]。
- 2017年下半期 – 本革製レザーバンドに電子マネー機能のみを搭載した「wena wrist leather」を発売。独自開発のFelicaモジュールにより充電不要で楽天Edyなどが利用可能となった[8]。
- 2017年12月21日 – 第2世代モデル「wena wrist pro」を発売。有機ELディスプレイ搭載で防水性能を5気圧に強化し、前モデルよりも幅・厚みを約25%削減してバンドをスリム化した[9]。
- 2018年3月上旬 – ランニング向けモデル「wena wrist active」を発売。シリコンラバーバンド採用でGPS・光学式心拍センサーを搭載し、運動時に時計本体を外せる構造を採用した[10][11]。
- 2017年12月21日 – 同日発売で「wena wrist」用ヘッド部に機械式(自動巻き)モデルとソーラー充電式モデルを追加。いずれも文字盤のみで電子機器機能はなく、wenaバンドと組み合わせて使用する[12]。
- 2020年10月1日 – 第3世代モデル「wena 3」を発表。バックル部に厚さ6.9mmの大型タッチスクリーンとAlexaを搭載し、Suicaを含む各種電子マネーに対応する新型スマートウォッチとして11月27日に発売した[13]。
- 2021年 – セイコーウオッチと共同開発したコラボモデル(PROMASTER Editionなど)を発売。シチズン時計とIoTプラットフォーム「Riiiver」対応で協業契約を締結した[14]。
- 2024年 – Wena 3シリーズのサポート・サービスは2026年2月末に終了すると発表(Suica機能の新規登録は2025年11月末で停止)[2]。後継機種は未発表としていた[2]。
- 2026年2月28日 - この日をもってwena 3のサポート終了。スマートフォンへの新規連携などができなくなる。
- 2026年3月2日 - ソニーがaugment AIに商標等を譲渡したと発表[15]。augment AIの代表取締役CEOはwena事業責任者である對馬哲平[16][17]。
- 2026年3月17日 - augment AI譲渡後初の製品である「wena X(クロス)」を発表。腕時計モードとスマートウォッチモードとに簡単に切り替えられる2way構造を採用し、世界最小のスマートウォッチとしている[18]。
歴代機種
- wena wrist (第1世代) - 初代モデル。バンドに通知・電子マネー・活動量計を内蔵。ヘッドはアナログ式。
- wena wrist pro (第2世代) - ステンレス製。有機EL搭載、5気圧防水、幅を25%スリム化。
- wena wrist active (第2世代) - シリコンバンド、GPS・心拍センサー搭載。運動時に時計ヘッドを外せる構造。
- wena 3 (第3世代) - Alexa・Suica対応、大型タッチディスプレイ内蔵。メタル・レザー・ラバー3種。
- wena X(クロス、第4世代) - ChatGPT対応、wena OS搭載。wena 3比8.5%の小型化及び1.7倍の表示領域拡大。
外部リンク
脚注
- 1 2 “新商品と振り返る、ソニーのスマートウォッチ『wena』(商品のあゆみ編)|ソニー株式会社|広報note”. note(ノート) (2022年6月3日). 2025年7月6日閲覧。
- 1 2 3 “ソニーのスマートウォッチ「wena」は終息を迎えるのか その背景と後継機の可能性を考える”. ITmedia Mobile. 2025年7月6日閲覧。
- ↑ 株式会社インプレス (2015年8月31日). “ソニー、FeliCaやスマホ通知対応の“腕時計”を開発”. ケータイ Watch. 2025年7月6日閲覧。
- 1 2 3 株式会社インプレス (2016年6月30日). “ソニー、FeliCaバンドの腕時計「wena wrist」を正式発売”. ケータイ Watch. 2025年7月6日閲覧。
- ↑ “ソニーからSuica・Amazon Alexa対応の新型スマートウォッチ「wena 3」が登場”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2020年10月1日). 2025年7月6日閲覧。
- ↑ ASCII. “wena新章! 世界最小スマートウォッチと機械式時計、3月20日クラファン開始”. ASCII.jp. 2026年3月17日閲覧。
- ↑ 株式会社インプレス (2017年3月3日). “ソニー、バンド部にFeliCaを内蔵した腕時計「wena wrist」に新色追加”. ケータイ Watch. 2025年7月6日閲覧。
- ↑ “ソニー、電子マネー機能搭載の腕時計用レザーバンド「wena wrist leather」を発売”. 日本経済新聞 (2017年7月3日). 2025年7月6日閲覧。
- ↑ “話題のソニースマートウォッチに新モデル登場! まるでアナログ腕時計なのに性能が…”. KDDI トビラ. 2025年7月6日閲覧。
- ↑ 株式会社インプレス (2018年5月29日). “【レビュー】 ソニー「wena wrist active」は、さりげなく使い続けられるスマートウォッチ”. AV Watch. 2025年7月6日閲覧。
- ↑ 株式会社インプレス (2018年2月28日). “「wena wrist active」が3月9日発売、バンドにGPS・心拍計・FeliCa搭載”. ケータイ Watch. 2025年7月6日閲覧。
- ↑ 株式会社インプレス (2017年12月7日). “ソニー「wena wrist pro」発表、有機EL搭載の上位版、運動向けモデルも”. ケータイ Watch. 2025年7月6日閲覧。
- ↑ 編集チーフ], 小林 優多郎[Tech Insider (2020年10月2日). “ソニーのスマートウォッチ「wena 3」はどこが“すごい”のか。Suica対応、時計メーカーとのコラボで“新規事業”を卒業へ”. Business Insider Japan. 2025年7月6日閲覧。
- ↑ 「ソニー「wena 3」×セイコー「wired」のスマートウォッチはコンサバだけど機能的! - 価格.comマガジン」『kakaku.com』。2025年7月6日閲覧。
- ↑ Inc, Sony Marketing (Japan). “「wena」商標譲渡に関するお知らせ | 総合サポート・お問い合わせ | ソニー”. ソニー製品情報・ソニーストア. 2026年3月17日閲覧。
- ↑ “日本発、世界最小※1スマートウォッチ「wena X(クロス)」誕生。3月20日よりGREEN FUNDINGにてクラウドファンディングを開始”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2026年3月17日). 2026年3月17日閲覧。
- ↑ “ソニー對馬氏に聞く、新卒1年目で実践したwena事業立ち上げの秘訣と成長への工夫”. Biz/Zine (2021年6月21日). 2026年3月17日閲覧。
- ↑ ASCII. “wena新章! 世界最小スマートウォッチと機械式時計、3月20日クラファン開始”. ASCII.jp. 2026年3月17日閲覧。