田口義之

田口 義之(たぐち よしゆき)
人物情報
生誕 (1955-12-19) 1955年12月19日(70歳)
日本の旗 日本・広島県福山市
出身校 盈進高等学校
明治大学
学問
活動地域 広島県の備後地方
研究分野 日本史
学会 備陽史探訪の会

田口 義之(たぐち よしゆき、昭和30年(1955年)12月19日[1] - )は、日本の郷土史家、行政書士[2]。研究分野は主に広島県の備後地方の歴史、特に中世史。郷土史団体「備陽史探訪の会」の会長。その他に広島県行政書士会理事や福山かえる会議代表世話人などを務めた。

略歴

昭和30年(1955年)12月19日、広島県福山市で誕生[1][3]。

盈進高等学校在学中に友人と「福山ユースドマップクラブ」を結成[3]。明治大学卒業後に帰郷し[3]、昭和55年(1980年)9月7日、備後を中心とした地域の歴史を研究し、愛郷の精神を涵養することを目的とする郷土史団体「備陽史探訪の会」を創立[4]。創立当初の会員は5人で副会長を務め、後に会長を務める。

令和8年(2026年)、長年に渡る備後地方の歴史研究と普及活動に尽力した功績を評価され、会長を務める備陽史探訪の会が令和7年度の広島県教育賞の地域文化部門を受賞[5]。

著書

単著

  • 『備後の武将と山城』芦田川文庫、1986年9月。 
  • 『備後ゆかりの歴史人物伝』福山リビング新聞社、1995年12月。 
  • 『備後の山城と戦国武士』葦陽文庫、1997年12月。 
  • 『人間シリーズ クローズアップ 備陽史』福山市商工会議所、2003年8月。 
  • 『史跡シリーズ クローズアップ 備陽史―原始古代編―』福山市商工会議所、2005年9月。 
  • 『備後戦国紀行』福山市観光誘致協議会、2012年4月。 
  • 『新備後古城記 ふるさとの古城を訪ねて』備陽史探訪の会、2021年1月。 
  • 『新備後古城記 旧安那郡編』備陽史探訪の会、2022年2月。 
  • 『新備後古城記 旧品治郡・芦田郡編』備陽史探訪の会、2023年4月。 
  • 『備後国衆と戦国毛利氏 一族の系譜・合戦・城郭』戎光祥出版〈戎光祥郷土史叢書10〉、2026年7月。 

分担執筆

論文

  • 「掛迫城と法成寺氏」『山城志』第1巻1号、備陽史探訪の会城郭研究部会、1982年12月。 
  • 「続備南中世山城跡の現状」『山城志』第2巻2号、備陽史探訪の会城郭研究部会、1983年3月、19-29頁。 
  • 「【資料紹介】備後国福山御領分古城記」『山城志』第2巻1号、備陽史探訪の会城郭研究部会、1983年3月、-。 
  • 「備後城郭史」『山城志』第2巻3号、備陽史探訪の会城郭研究部会、1983年6月、1-8頁。 
  • 「【資料紹介】渡辺先祖覚書」『山城志』第2巻3号、備陽史探訪の会城郭研究部会、1983年6月。 
  • 「【資料紹介】渡辺先祖覚書(2)」『山城志』第2巻4号、備陽史探訪の会城郭研究部会、1983年9月、34-39頁。 
  • 「続備南中世山城跡の現状(No.3)」『山城志』第2巻5号、備陽史探訪の会城郭研究部会、1983年12月、15-21頁。 
  • 「備後有地氏について」『芸備地方史研究』第146号、芸備地方史研究会、1984年3月、15-19頁。 
  • 「亀寿山城宮氏について」『備陽史探訪の会古墳城郭研究部会紀要 山城志』第7集(旧称 第3巻1号)、備陽史探訪の会、1984年8月、13-21頁。 
  • 「渡辺先祖覚書」『備陽史探訪の会古墳城郭研究部会紀要 山城志』第7集(旧称 第3巻1号)、備陽史探訪の会、1984年8月、28-34頁。 
  • 「宮近門民部左衛門について ―中世熊野町の陰影―」『第7回 水野勝成公支干祭記念誌』、第七回支干祭実行委員会、1984年12月、81-89頁。 同書籍内で「備後戦国ひと口メモ "銀山城と杉原盛重"」(147頁)も執筆。国立国会図書館デジタルコレクション
  • 「神辺城主山名理興の出自」『備陽史探訪の会機関紙 山城志』第8集、備陽史探訪の会、1985年8月、18-20頁。 
  • 「備後の山城(2)―椋山城跡―」『備陽史探訪の会機関紙 山城志』第9集、備陽史探訪の会、1987年5月、8-9頁。 
  • 「備後の国人―国人領主制の成立と室町幕府―」『備陽史探訪の会機関紙 山城志』第9集、備陽史探訪の会、1987年5月、28-33頁。 
  • 「美作三星城主後藤勝基について」『岡山地方史研究』第55号、岡山地方史研究会、1987年7月。 
  • 「史話十一題~私観福山の歴史~」『備陽史探訪の会機関紙 山城志』第10集、備陽史探訪の会、1991年4月、1-17頁。 
  • 「楢崎城跡の総合調査概報Ⅱ ―府中市久佐町楢崎城跡と国人楢崎氏―」『備陽史探訪の会機関紙 山城志』第11集、備陽史探訪の会、1992年5月、1-10頁。 
  • 「近世初頭の大名権力と在地領主―水野勝成の土豪対策―」『福山城築城三百七十年記念誌』、築城三百七十年記念行事実行委員会、1993年3月、65-84頁。 国立国会図書館デジタルコレクション
  • 「九鬼城馬屋原氏について」『芸備地方史研究』第187・188号、芸備地方史研究会、1993年10月、16-19頁。 
  • 「備後渋川氏の盛衰」『備陽史探訪の会機関紙 山城志』第12集、備陽史探訪の会、1994年12月、1-9頁。 
  • 「八尾山城と杉原惣領家」『備陽史探訪の会機関紙 山城志』第13集、備陽史探訪の会、1996年6月、1-10頁。 
  • 「備後の歴史を彩った女達」『備陽史探訪の会機関紙 山城志』第14集、備陽史探訪の会、1997年4月、1-14頁。 
  • 「備後宮氏の盛衰」『備陽史探訪の会機関紙 山城志』第15集、備陽史探訪の会、1998年6月、1-27頁。 
  • 「中世山城の『縄張』一宮・杉原氏の築城術」『備陽史探訪の会機関紙 山城志』第16集、備陽史探訪の会、2002年1月、1-6頁。 
  • 「美作後藤氏の盛衰」『備陽史探訪の会機関紙 山城志』第17集、備陽史探訪の会、2003年6月、1-17頁。 
  • 「芦田郡本山村幡立山城について」『備陽史探訪の会機関紙 山城志』第18集、備陽史探訪の会、2004年8月、70-。 
  • 「亀寿山城と宮氏」『備陽史探訪の会機関紙 山城志』第19集、備陽史探訪の会、2008年11月、1-7頁。 
  • 「今大山城と宮氏」『備陽史探訪の会機関紙 山城志』第20集、備陽史探訪の会、2011年2月、1-12頁。 
  • 「宮氏と柏村 ―宮下野守家の盛衰―」『備陽史研究 山城志』第21集、備陽史探訪の会、2013年1月。 
  • 「近世初頭の大名権力と在地領主―水野勝成の土豪対策―」『備陽史研究 山城志』第22集、備陽史探訪の会、2014年6月。 
  • 「城郭に見る国人領主の領域支配―備後木梨氏と淵上城を例に」『芸備地方史研究』第297号、芸備地方史研究会、2015年6月、1-9頁、CRID 1524232505988181760。 
  • 「銀山城と杉原氏」『備陽史研究 山城志』第23集、備陽史探訪の会、2015年7月。 
  • 「備後楢崎氏について」『備陽史探訪の会紀要 備陽史研究』第24集、備陽史探訪の会、2016年5月。 
  • 「宮内庁書陵部蔵 九条本「備後国宮家系図」について」『芸備地方史研究』第304号、芸備地方史研究会、2017年2月、46-61頁、CRID 1522262181152620160。 
  • 「備後渡辺氏の盛衰」『備陽史探訪の会紀要 備陽史研究』第25集、備陽史探訪の会、2017年2月。 
  • 「風雲の神辺城―その築城から神辺合戦まで―」『備陽史探訪の会紀要 備陽史研究』第26集、備陽史探訪の会、2018年4月。 
  • 「備後戦国史の一断面 神石郡北部の中世山城と宮一族の盛衰」『備陽史探訪の会紀要 備陽史研究』第27集、備陽史探訪の会、2020年5月。 
  • 「備後宮上野介家の盛衰」『備陽史探訪の会紀要 備陽史研究』第28集、備陽史探訪の会、2022年2月。 
  • 「備後守護山名氏の守護所を巡って―八尾山城・神辺城と山名氏―」『備陽史探訪の会紀要 備陽史研究』第29集、備陽史探訪の会、2023年2月。 
  • 「京都田辺家文書 高野山東光院過去帳書写について」『備陽史探訪の会紀要 備陽史研究』第29集、備陽史探訪の会、2023年2月。 
  • 「地域史新論 郷土史を研究する 備後国衆馬屋原氏の盛衰」『歴史研究』第710号、戎光祥出版、2023年5月、142-145頁、CRID 1520298355892820864。 
  • 「備陽史探訪の会と古代山城の探索」『謎の山城・茨城を探る~古代山城・茨城と芋原の大すき跡~』、古代山城研究会、2023年9月。 
  • 「備後の国衆―その分布と特徴―」『備陽史探訪の会紀要 備陽史研究』第30集、備陽史探訪の会、2024年7月。 
  • 「備後渋川氏の盛衰」『シリーズ・室町幕府の研究 第6巻 足利御三家 吉良氏・石橋氏・渋川氏』、戎光祥出版、2026年3月、ISBN 978-4-86403-609-2。 
  • 「謎の武将・毛利元就の甥 敷名兵部太夫元範」『歴史研究』第738号、戎光祥出版、2026年3月、135-137頁、CRID 1520589221533650944。 

講演等

講演

2007年
  • 歴史講演会「備後の武将と山城」(2007年5月26日)
2009年
  • 歴史講演会「遍照山城の謎に迫る」(2009年8月23日)
2010年
  • 広島県立歴史博物館・備陽史探訪の会共催 歴史講演会「資料でみる備後宮氏の盛衰」(2010年7月24日)
2011年
  • 歴史講演会とパネルディスカッション「神辺城を廻る戦国武将達―山名氏・宮氏・杉原氏・毛利氏について―」講演2「戦国期宮氏の動向、神辺を中心に」(2011年9月17日)
2012年
  • 広島県立歴史博物館・備陽史探訪の会共催 歴史講演会「備後の中世武士団」(2012年9月8日)
2013年
  • この街の歴史勉強会「この街の歴史について」(2013年3月5日)
  • 「備陽史研究 山城志 第21集」発行記念講演会 講演4「宮氏と柏村―宮下野守家の盛衰―」(2013年8月25日)
  • 備陽史探訪の会主催、広島県立歴史博物館共催 びんご歴史講演会「備後の中世山城」(2013年9月28日)
2014年
  • 広島県立歴史博物館・備陽史探訪の会共催 公開講座「びんご史探訪」(2014年9月27日)
2015年
  • 広島県立歴史博物館・備陽史探訪の会共催 公開講座「備後国宮氏の研究」(2015年7月26日)
  • 福山リビング新聞社主催トークイベント「備後の戦国ロマンを語る会」(2015年9月10日)
2016年
  • 江戸幕府3代将軍徳川家光公、4代将軍徳川家綱公巨大位牌公開記念 講演会「位牌が明王院にある謎に迫る」(2016年4月16日)
  • 福山リビング新聞社主催トークイベント「田口先生が語る真田信繁と水野勝成」(2016年5月30日)
  • 福山リビング新聞社主催トークイベント「市制100年~福山の歴史」(2016年6月27日)
  • 広島県立福山葦陽高等学校創立110周年記念講演会「絵図からひもとく福山の歴史」(2016年9月4日)
  • 広島県立歴史博物館・備陽史探訪の会共催 公開講座「宮内庁書陵部蔵九条本「備後国宮家系図」について」(2016年9月17日)
  • 福山リビング新聞社主催トークイベント「水野勝成と関ヶ原」(2016年9月20日)
2017年
  • 備陽史探訪の会 中世史部会「毛利家重臣口羽氏と琵琶甲城」(2017年3月18日)
  • 広島県民文化センターふくやま自主事業 備後にゃあ古墳や遺構がいっぱいじゃ~ ふるさとの歴史を楽しく学ぶ講座「福山戦争」(2017年3月23日)
  • 備陽史探訪の会 近世近代史部会「幕末・明治の福山」(2017年6月10日)
  • 広島県立歴史博物館・備陽史探訪の会共催 公開講座「備後の国人領主」(2017年9月16日)
2018年
  • 備陽史探訪の会 近世近代史部会「安国寺恵瓊と備後の武将」(2018年1月13日)
  • 広島県立歴史博物館・備陽史探訪の会共催 公開講座「天文日記に見る石山本願寺と備後地方」(2018年8月25日)
2019年
  • 広島県立歴史博物館・備陽史探訪の会共催 備後中世史講座「渡辺氏と草戸千軒」 (2019年7月20日)
  • シンポジウム福山城第2回「神辺城の謎に迫る」講演①「神辺城の歴史」(2019年10月26日)
2020年
  • 広島県立歴史博物館・備陽史探訪の会共催 歴史講演会「戦国領主水野氏」(2020年12月19日)
2021年
  • 備陽史探訪の会 夏季歴史講演会「備後国衆列伝」(2021年7月24日)
2022年
  • 広島県立歴史博物館・備陽史探訪の会共催 公開講座「福山城築城400年記念事業 水野勝成の生涯」(2022年9月24日)
2023年
  • 第65回古代山城研究会例会 歴史講演会「謎の山城 茨城を探る~古代山城・茨城と芋原の大スキ跡~」講演1「備陽史探訪の会と古代山城の探索」(2023年9月2日)
  • 広島県立歴史博物館・備陽史探訪の会共催 公開講座「志川滝山合戦と宮氏の盛衰」(2023年9月9日)
2024年
  • 広島県立歴史博物館・備陽史探訪の会共催 公開講座「備後国衆宮氏について」(2024年7月20日)
2025年
  • 広島県立歴史博物館・備陽史探訪の会共催 公開講座「福山、歴史の焦点 ―原始古代から福山市の誕生まで―」(2025年8月2日)
2026年
  • 能満寺主催 室町幕府成立にまつわる郷土の歴史講演会「備後杉原氏の盛衰―杉原信平・為平兄弟と能満寺―」(2026年2月22日)

出演

  • RCCラジオ「びんご朝市!井戸端ラジオ」内のコーナー「びんご歴史の小窓」
  • FMふくやま「GO!GO!Bびんご~」

脚注

注釈

出典

外部リンク