は に関わる諸事項
- 上代には[pä]と発音していたが、平安時代になって[ɸä]と変化し、近世以降今日と同じ[hä]の音になった。
- 音楽の音名で、「ド」の音(C)を表す。→ハ (音名)
- JRなどで用いる鉄道車両の車両形式名で、普通車(グリーン車等の特別車両を除く座席車とB寝台車)を表す。当初「三等車」と呼ばれたことから「イロハ」の三番目の「ハ」が起用され、「二等車」、「普通車」と名称が変わってもそのまま使われている(例:クモハ200、モハ200)。
- ブータン西部にある県。→ハ県
者の変体仮名
𛂦は平仮名のひとつである。1900年(明治33年)の小学校令施行規則改正以降の学校教育で用いられていない変体仮名に分類されるものであり、現用字体のはに相当する。漢字「者」から派生した。
現代日本では、変体仮名は看板や書道など限定的な場面でしか使われていない[1]が、𛂦は𛁛とともに濁点を付けた形で蕎麦屋の暖簾などで「生𛁛𛂦゙(生蕎麦)」の表記に用いられることがある。生そばとは、生(なま)のそばという意味ではなく、灘の生一本のように純粋・一途という意味が込められたものである。また、「キ蕎麦」「起蕎麦」などの表記がなされていることもある[2]。
画像
拡大図
𛂦が使用されている。
群馬県内の蕎麦屋の看板
脚注
- ↑ #築島1981、pp.352-353。
- ↑ “蕎麦談義”. 第103話 蕎麦屋の暖簾には変体仮名がよく似合う. フードボイス. 2014年11月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年5月13日閲覧。
参考文献
- 築島裕『仮名』中央公論社〈日本語の世界 5〉、1981年。ISBN 9784124017250。