AQUA CITY

『AQUA CITY』
杉山清貴&オメガトライブ の スタジオ・アルバム
リリース
録音
ジャンル
時間
レーベル VAP
プロデュース 藤田浩一
チャート最高順位
杉山清貴&オメガトライブ アルバム 年表
AQUA CITY
(1983年)
RIVER'S ISLAND
(1984年)
『AQUA CITY』収録のシングル
  1. 「SUMMER SUSPICION」
    リリース: 1983年4月21日
リリックビデオ
「TRANSIT IN SUMMER【東京回転盤 -Tokyo Turntable-】」 - YouTube

『AQUA CITY』(アクアシティ)は、日本のロックバンドである杉山清貴&オメガトライブの1枚目のオリジナル・アルバム。

1983年9月21日にVAPからリリースされ、プロデューサーは藤田浩一、エグゼクティブ・プロデューサーは遠藤勝彦と北村篤識が担当しており、メジャー・デビューシングル「SUMMER SUSPICION」(1983年)が収録した作品として発表された。

本作はオリコンチャートで4位を獲得した。

2021年9月29日にリリースされたリミックス・アルバム『AQUA CITY REMIX』(アクアシティ リミックス)も同時に記述する。

レコーディング

マスターを制作する際に、当時はあまり導入されていなかったSONYのPCMプロセッサーである『PCM1610』が使用されている。以降の杉山清貴&オメガトライブのアルバムは、すべてデジタルマスタリングが施されている。

ディスクジャケット

ディスクジャケットは、ハワイ・オアフ島のホノルルのあるカラカウア通り沿いを撮影したもの[注釈 1]。

LPレコードの初回プレスとMEG-CDでは、左下に印刷されていた方位磁針が描かれていたが、1984年に初CD化された際、メディアサイズに合わせてジャケットのタイトルとロゴの位置を変更された[注釈 2]。以降の再発盤はすべてCD用のジャケットが採用された。

リリース

1983年9月21日にVAPからLPレコードとCTの2形態でリリースされた。

1984年8月21日に初CD化され、その後1990年3月21日と1994年6月1日[1]に2度再リリースされた。

2016年9月14日にMEG-CDとしてリリースされた[2]。

チャート成績

メジャー・デビューシングルである「SUMMER SUSPICION」がTOP10入りした直後に発売されたこともあり、オリコンのアルバムチャートで4位にランクインし、LPレコードとCT合わせて10万枚を超える売上を記録した。

批評

専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
CDジャーナル肯定的[2]

『CDジャーナル』は、杉山清貴&オメガトライブのパブリックイメージに関して「彼らに夏や海のイメージを植え付けたのは、アーバンなジャケットのみならず、80年代歌謡シーンを席巻した康珍化&林哲司コンビや秋元康によるシティ・ポップ作風によるところが大きい」としたうえで、ボーカルの杉山清貴の歌唱力に関して「杉山の清爽な歌唱も見事にハマリ、彼らの飛躍を後押しした」と肯定的な評価を下している[2]。

収録曲

LPレコード, CT

A面
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「サマー・サスピション」(SUMMER SUSPICION)康珍化林哲司林哲司
2.「パドリング・トゥ・ユー」(PADDLING TO YOU)秋元康杉山清貴後藤次利
3.「ミッドナイト・ダウン・タウン」(MIDNIGHT DOWN TOWN)秋元康林哲司林哲司
4.「ライト・モーニング」(LIGHT MORNING)秋元康杉山清貴志熊研三
5.「海風通信」(UMIKAZE TSUSHIN)康珍化林哲司林哲司
合計時間:
B面
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「トランジット・イン・サマー」(TRANSIT IN SUMMER)秋元康林哲司林哲司
2.「トレィド・ウインド」(TRADE WIND)秋元康杉山清貴志熊研三
3.「セクシー・ハレーション」(SEXY HALATION)康珍化林哲司林哲司
4.「アローン・アゲイン」(ALONE AGAIN)秋元康林哲司林哲司
合計時間:

CD, MEG-CD

#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「サマー・サスピション」(SUMMER SUSPICION)康珍化林哲司林哲司
2.「パドリング・トゥ・ユー」(PADDLING TO YOU)秋元康杉山清貴後藤次利
3.「ミッドナイト・ダウン・タウン」(MIDNIGHT DOWN TOWN)秋元康林哲司林哲司
4.「ライト・モーニング」(LIGHT MORNING)秋元康杉山清貴志熊研三
5.「海風通信」(UMIKAZE TSUSHIN)康珍化林哲司林哲司
6.「トランジット・イン・サマー」(TRANSIT IN SUMMER)秋元康林哲司林哲司
7.「トレィド・ウインド」(TRADE WIND)秋元康杉山清貴志熊研三
8.「セクシー・ハレーション」(SEXY HALATION)康珍化林哲司林哲司
9.「アローン・アゲイン」(ALONE AGAIN)秋元康林哲司林哲司
合計時間:

楽曲解説

  1. サマー・サスピション
    • メジャー・デビューシングル。
  2. パドリング・トゥ・ユー
    • 杉山清貴&オメガトライブの前身バンドであるきゅうてぃぱんちょす時代に杉山清貴が作った楽曲で、プロデューサーの藤田浩一による厳しい審査を通過するために新たに手を加えている[3]。
  3. ミッドナイト・ダウン・タウン
  4. ライト・モーニング
    • 杉山が「この時期は作曲家としての鍛錬の時期であった」と振り返る時期の楽曲で、コード進行やリズムの面でしっかり作り込んだという[3]。
  5. 海風通信
    • 当時、アマチュアバンドだったきゅうてぃぱんちょすが、杉山清貴&オメガトライブとしてデビューするにあたり、この楽曲とシングル「ASPHALT LADY」(1983年)のカップリング曲に収録される「A.D.1959」の2曲が先にレコーディングされ、これらの曲でRVCからデビューという話があったものの、最終的に流れしまい[4]、藤田が「これも悪くないけどもう1曲書いてくれないかな。もうちょっとドメスティックなメロディー、泣き(哀愁感)のあるものにしてほしいんだよね」という依頼で再度制作され[5]、VAPからリリースされたのが「サマー・サスピション」である[4]。
  6. トランジット・イン・サマー
    • 当時の林の手癖であるサビのコード展開やマイナーに落ち着かせるところが散見される楽曲で、林いわく「その分、アレンジに時間がかかってしまった」という[3]。
  7. トレィド・ウインド
  8. セクシー・ハレーション
    • 作曲を担当した林が、TOTOやボズ・スキャッグスなどの影響を受け、当時のAOR風にアレンジした楽曲[3]。
  9. アローン・アゲイン
    • ファンの間で評価が高く、鉄板バラードとしてその後の方向付けになった楽曲[3]。

クレジット

  • PRODUCED BY KOICHI FUJITA
  • Exective Producer : Katsuhiko Endo, Atsushi Kitamura
  • Directer : Shigeru Matsuhashi, Ken Shiguma
  • Sound Adviser : Tetusji Hayashi
  • Mix Engineer : Kunihiko Shimizu
  • Mix Assi.Engineer : Yoshiaki Matsuoka
  • Mix Studio : Nichion Studio
  • Recording Engineer : Kazuyuki Masumoto, Eiji Uchinuma, Tatsuo Sekine
  • Recording Studio : Sound Inn, Sound City, JVC Aoyama, Nichion, Hitokuchizaka, Roppongi Sony, Cherry Irand, Disco Mate, Teichiku, Take One
  • Recording Date : 8th, 2, 1983〜18th 7, 1983
  • DIGITAL Mastering : SONY 1610
  • Music Coordinator : Akira Kawashima
  • Thanks to : Yoshiaki Ishiwata, Akio Hosogai, Toshio Kurebayashi, Masaaki Komura & Many Other Stuff
  • Artist Management : Triangle Production

リリース履歴

No. 日付 レーベル 規格 規格品番 備考
1 1983年9月21日 VAP LPレコード 30118-28
CT 50118-28
2 1984年8月21日 CD 80001-35
3 1990年3月21日 VPCC-80376 再リリース盤
3 1994年6月1日 VPCC-84003
4 2016年9月14日 MEG-CD MSCL-60857

AQUA CITY REMIX

『AQUA CITY REMIX』
杉山清貴&オメガトライブ の リミックス・アルバム
リリース
録音
ジャンル
時間
レーベル VAP
プロデュース 林哲司
チャート最高順位
杉山清貴&オメガトライブ アルバム 年表
OMEGA TRIBE GROOVE
(2019年)
AQUA CITY REMIX
(2021年)
RIVER'S ISLAND REMIX
(2022年)
ティザー映像
「AQUA CITY REMIX 全曲ティザー」 - YouTube

『AQUA CITY REMIX』(アクアシティ リミックス)は、日本のロックバンドである杉山清貴&オメガトライブのリミックス・アルバム。

2021年9月29日にVAPからリリースされ、プロデューサーは林哲司、コ・プロデューサーは志熊研三が担当している。

杉山清貴&オメガトライブの結成40周年を記念した企画の第1弾として発表され、林による総監修のもとリミックスが施されており、一部楽曲はボーカルが新たにレコーディングされている[9]。

リリース

2021年9月29日にVAPからBlu-spec CD2としてリリースされ、3曲目の「MIDNIGHT DOWN TOWN」と7曲目の「TRADE WIND」、8曲目の「SEXY HALATION」はボーカルが新たにレコーディングされており、ボーナス・トラックとして「SUMMER SUSPICION Re-Arranged ver.」が収録されている。

収録曲

Blu-spec CD2
#タイトル作詞作曲編曲ミックス時間
1.「SUMMER SUSPICION」(REMIX)康珍化林哲司林哲司三浦瑞生
2.「PADDLING TO YOU」(REMIX)秋元康杉山清貴後藤次利内沼映二
3.「MIDNIGHT DOWN TOWN」(新録REMIX)秋元康林哲司林哲司三浦瑞生
4.「LIGHT MORNING」(REMIX)秋元康杉山清貴志熊研三三浦瑞生
5.「UMIKAZE TSUSHIN」(REMIX)康珍化林哲司林哲司内沼映二
6.「TRANSIT IN SUMMER」(REMIX)秋元康林哲司林哲司内沼映二
7.「TRADE WIND」(新録REMIX)秋元康杉山清貴志熊研三内沼映二
8.「SEXY HALATION」(新録REMIX)康珍化林哲司林哲司三浦瑞生
9.「ALONE AGAIN」(REMIX)秋元康林哲司林哲司内沼映二
10.「SUMMER SUSPICION Re-Arranged ver.」(BONUS TRACK)康珍化林哲司林哲司三浦瑞生
合計時間:

クレジット

  • Produced by Tetsuji Hayashi
  • Co-Produced by Ken Shiguma
  • Official Supported by Kiyotaka Sugiyama
  • Directed by Ryosuke Chinen (VAP)
  • Mix Engineer:Eiji Uchinuma, Mizuo Miura@Lab Recorders (Mixer's Lab.)
  • Second Enginieered by Shintaro Goto
  • Mastering by Takuo Kato@Warner Music Mastering (Mixier's Lab.)
  • Production Co-ordinated by Mikito Honda (Island Afternoon), Hiromi Hayashi (Samurai Music Corporation)
  • Art Direction & Designed by Michitaka Nakamura (tetome)
  • Special Thanks to Kazumi Iwasaki, Kunihiko Shimizu, Haruhiro Urata (Nippon Television Music Corp.), Yuichi Nakamura (Mixer's Lab.), Yoshihisa Nagata, Akihiro Onozato
  • Media Promotion : Gakuto Komatsu (VAP)
  • Sales Promotion : Ayako Yamazaki (VAP)
  • Supervisor : Masami Yoshida (VAP)

リリース履歴

No. 日付 レーベル 規格 規格品番 備考
1 2021年9月29日 VAP Blu-spec CD2 VPCC-86378

脚注

注釈

  1. ↑ 一番右に映る建物はフォスター・タワー、真ん中のツインタワーに見える建物はハイアットリージェンシー ワイキキビーチ リゾート&スパ。
  2. ↑ LPレコードでは両方とも左上に配置されているが、CDではタイトルが中央上部、ロゴが右下に移動している。またCTでは、写真の下の余白に表ジャケットではアルバムタイトルとスタッフクレジットが、裏ジャケットでは収録曲が記述されていた。

出典

  1. ↑ “杉山清貴&オメガトライブ / アクア・シティ [再発]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2025年7月5日閲覧。
  2. 1 2 3 “杉山清貴&オメガトライブ / AQUA CITY(MEG-CD)”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2025年7月5日閲覧。
  3. 1 2 3 4 5 6 7 “杉山清貴&オメガトライブ オリジナル・アルバム5タイトル 2016.8.3ハイレゾ配信 start”. VAP. 2019年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年7月5日閲覧。
  4. 1 2 “林哲司さんインタビュー”. 日本テレビ音楽. 日本テレビ音楽株式会社. 2025年7月5日閲覧。
  5. ↑ “ヒットメーカー林哲司のシャラララ人生 杉山清貴&オメガトライブ(1)”. デイリースポーツ (株式会社デイリースポーツ). (2016年6月21日) 2025年7月5日閲覧。
  6. ↑ “杉山清貴 / 彼方からの風 [廃盤]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2025年7月5日閲覧。
  7. ↑ “杉山清貴 / リヴィン・イン・ア・パラダイス”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2025年7月5日閲覧。
  8. ↑ “AQUA CITY REMIX | 杉山清貴&オメガトライブ”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2025年7月5日閲覧。
  9. ↑ “杉山清貴&オメガトライブ40周年プロジェクト始動 第1弾『AQUA CITY REMIX』発売決定”. CDジャーナル (音楽出版社). (2021年7月28日) 2025年7月5日閲覧。

外部リンク