League of Legends Championship of The Americas

League of Legends Championship of The Americas
後継League Championship Series (North)
Campeonato Brasileiro de League of Legends (South)
競技Esports
創立2024年10月31日 (2024-10-31)
オーナーRiot Games
コミッショナーMark Zimmerman[1]
開始年2025年
参加チーム16(フランチャイズ13チーム、ゲスト2チーム、臨時ゲスト1チーム[注釈 1])
下位大会(ゲストチームのみ)
  • Circuito Desafiante(ブラジル)
  • Liga Regional Norte(北ラテンアメリカ)
  • Liga Regional Sur(南ラテンアメリカ)
  • North American Challengers League(北アメリカ)
国際カップ戦
本部所在地North:ロサンゼルス
South:サンパウロ
大陸南北アメリカ
最終年2025年
最終優勝FlyQuest(2025)
最多優勝FlyQuest(1 title)
関連大会LEC、LCK、LPL、LCP
創立者Riot Games

League of Legends Championship of The Americas(略称:LTA)は、2025年に開催されたアメリカ州におけるLeague of LegendsのプロEスポーツリーグである。

16チームがNorthとSouthに分かれ、1年で3つのスプリットを戦う。スプリットの初めに各地域に分かれて戦い、両地域の成績上位チームがプレイオフを行い、プレイオフ上位チームが世界大会への出場権を得ていた。また、シーズンの終わりにゲストチームが各地域の下位リーグであるNACL、CD、LRN、LRSの上位チームと対戦する入れ替え戦が実施されていた。2024年までアメリカ地域で行われていた地域リーグであるLCS(北アメリカ)、CBLOL(ブラジル)、LLA(ラテンアメリカ)の3つのリーグを統合し、LCSがLTA North、CBLOLがLTA South、LLAの一部チームが両方に参加した。しかし、2025シーズン終了と共に、2026年から再度LCSとCBLOLに分離されることが発表され、1年で解体となった。

歴史

LTA設立前

NA地域

LCS結成前はRiotのビジネス戦略の中心としてプロリーグが存在していたわけではなかったが、2011年の世界選手権を機に焦点が当てられ始めた。2012年にLCSが作られ、8チームが参加していた。しかし、世界選手権では目立った活躍はなかった。2018年のフランチャイズ化まで昇降戦を行ない、多くのチームが参入していた。2017にRiotは2018年からLCSは10チームによるフランチャイズリーグに移行すると発表。既存チームは1000万ドル、新規チームは1300万ドルを支払い、LCSに参加した。2024年までこのフランチャイズ形式は継続されたが、2023年終了時点で2チームが離脱、追加チームはなく8チームでリーグを続行していた。

ブラジル

ブラジルのプロシーンは2012年にCBLOLの前身となる大会が開催され、2013シーズン後から世界選手権のワイルドカードトーナメントに(のちにWorldsプレイインステージに)参加し始めた。2014年から2スプリット制に、2015年から2部リーグを設立。2020に8チームから10チームに拡大するとともにフランチャイズ化した。

ラテンアメリカ

2015年からプロリーグがスタートしたが、当時は北と南に分かれていた。2016年からそれぞれ国際大会へ出場しだした。2018年、Riotは2019年から2つのリーグをLLAに統合すると発表。LCSやCBLOLと異なり昇降格戦を継続していた。しかし、2024年シーズンからはLCSと同じようにチーム数が8→6に減少していた。

設立〜解体

2024年6月、RiotはLCS、CBLOL、LLAが合併し、2025年から開始されるリーグになることを発表した[2][3]。新リーグでは、LCSとCBLOLのそれぞれ6チームがパートナーチームとなり、それぞれ1つのLLAチームと1つのゲストチーム(シーズン終了後に昇降戦で入れ替わる可能性がある)が参加し、NorthとSouthの2つのカンファレンスに分かれる。各カンファレンス終了後、両カンファレンスの上位チームが対戦して、アメリカ地域の代表を決定する。2024年10月30日にLeague of Legenda Championship The Americasとして正式に発表され、同日に参加する16チームが発表された[4]。100 Thievesはパートナーチームとして参加する予定だったが、その翌日にパートナースロットをRiotに売却。これにより「暫定的なゲストチーム」として参加することになり、2025年シーズン終了後にLTAから撤退することが決定した[5][6]。2025年9月28日、LTAグランドファイナルFlyQuest対Vivo keyd Stars戦で、RiotはLTAの解体を発表し、2026年から再度LCSとCBLOLに別れることを発表した(LLAは復活せず)[7]。これによりFlyQuestはLTAにおける最初で最後のの年間チャンピオンということになった。

フォーマット

シーズンは3つのスプリットに別れていて、それぞれのスプリットの成績上位チームがFirst Stand(1チーム)、Mid-Season Invitational(2チーム)、League of Legends World Championship(3チーム)への出場権を手にする。

Split1

  • カンファレンス
    • Bo3(各ブラケット決勝はBo1)
    • 8チームによるダブルエリミネーションブラケット
    • 上位4チームがリージョンファイナルへ
  • リージョンファイナル
    • 8チームによるシングルエリミネーションブラケット
    • Bo3(決勝のみBo5)
    • 最初の試合はNorthとSouthのチームが対戦する
    • 優勝チームがFirst Standへ出場

Split2

全て各カンファレンス内で終了する。

  • Round1
    • 8チームによるBo1シングルラウンドロビン
    • 成績によってRound2のグループが決定
  • Round2
    • 4チームによるシングルラウンドロビン
    • Round1の1・4・5・8位と2・3・6・7位の2つのグループに分かれる
    • 各グループの順位に応じてRound3の対戦相手を決定
  • Round3
    • 反対グループの同順位のチームとBo3で対戦
    • 1・2位同士の対戦の勝者がプレイオフPool1、敗者がPool2へ
    • 3・4位同士の対戦の勝者がプレイオフPool3へ、敗者が敗退
  • プレイオフ
    • 6チームによるBo5ダブルエリミネーションブラケット
    • Pool1・2はアッパーブラケット、Pool3はロワーブラケットから始まる
    • アッパーブラケットの初戦はPool1対Pool2
    • 優勝チームがMSIへ出場

Split3

⚪︎カンファレンス

  • Round1
    • 「pick&play」方式を採用
    • 最初の1戦はSplit2の成績に応じて対戦相手を決定
    • 2戦目より下位チームが対戦相手を指名
    • 全3戦
    • Bo3
  • Round2
    • Bo5ダブルエリミネーション
    • 上位4チームがアッパーブラケット、下位4チームがロワーブラケットへ
    • 上位3チームがリージョンファイナルへ

⚪︎リージョンファイナル

  • 6チームによるダブルエリミネーション
  • 全試合Bo5
  • 各カンファレンスの1位がアッパーブラケット、それ以外がロワーブラケットへ
  • 上位3チームがWorldsへ出場

尚、各リージョン1位は3位以下になることがないため、その時点でWorlds進出が確定する。

入れ替え戦

2つのゲストチームのうち各カンファレンス1つのチームは、LTAでのパフォーマンスに関係なくシーズン終了後に2部リーグとの入れ替え戦を行う[注釈 2]。NorthではNAC、LRNの上位2チームと、SouthではCDとLRSの上位2チームと対戦する。入れ替え戦は変則的なダブルエリミネーションで行われる。まず初めに2部リーグの2位同士が対戦し、敗者は脱落する。その後、2部リーグの1位同士とLTAゲストチーム対2部リーグ2位の対戦を行い、以降は通常のダブルエリミネーションと同じように進行する。入れ替え戦の勝者は次年度のLTAにゲストチームとして参加できることになっていたが、LTAが解体されるためLCSとCBLOLへの参加権を争うことになった。しかし、両カンファレンスでLTAゲストスロットチームが勝利したため、入れ替えは行われなかった。

参加チーム

ロースターはSplit3終了時のデータ。

チーム名 Roster Coach
Top Jungle Mid Bot Support
LTA North(LCS)
100 Thieves[注釈 1] Dhokla
Sniper
River Quid FBI Eyla Goldenglue
Cloud9[注釈 3] Thanatos Blaber Loki Zven Vulcan Reapered
Dignitas Photon Sheiden Keine Tomo Isles Rigby
Disguised Castle eXyu DARKWINGS Rahel Huhi Ido
FlyQuest Bwipo
GaKGoS
Inspired Quad Massu Busio Nukeduck
LYON[注釈 4] Srtty

Yayo

Zamudo
Oddie Saint Hena Lyonz Khynm
Shopify Rebellion Fudge Contractz Palafox Bvoy Ceos Reven
Team Liquid Impact Yuuji APA Yeon CoreJJ Spawn
LTA South(CBLOL)
Fluxo w7m[注釈 5] curty Yampi Fuuu Marvin ProDelta Aoshi
FURIA Guigo Tatu Tutsz Ayu JoJo Thinkcard
Isurus[注釈 6] Zamudo
ZOEN
Josedeodo Leza Snaker Ackerman Ukkyr
Keyd Stars[注釈 7] Boal Disamis Mireu Morttheus Trymbi
scamber
SeeEl
Leviatán Zothve SCARY Hauz ceo TopLop Guchi
LOUD Robo Gryffinn Jool Route RedBert Sephis
PaiN Gaming Wizer CarioK Roamer TitaN Kuri Xero
RED Canids[注釈 8] fNb doom Kaze Rabelo Frosty Tockers

結果

年度 Split 1 Champion Split 2 Champion 年間チャンピオン チーム数 League of Legends World Championship
North South LTA #1 seed LTA #2 seed LTA #3 seed
2025 Team Liquid FlyQuest Furia Esports FlyQuest 16 FlyQuest Keyd Stars 100 Thieves

問題と議論

Split1のフォーマットについて

フォーマット発表後、一部のファンからリーグの「競争力のある試合が少ない」ということが言及され、クロスカンファレンスのシングルエリミネーションブラケットで準決勝と準々決勝がBo3で決勝がBo5というフォーマットによるBo5の試合数の少なさや、ダブルエリミネーションでないことによる試合数の少なさによる競技力低下が懸念された。LTAはTier1地域の中で唯一ダブルエリミネーション形式を採用しておらず、LCK(韓国)、LPL(中国)、LEC(ヨーロッパ)、LCP(アジア太平洋)などの他地域はダブルエリミネーション形式に加えBo5の試合も多くあるため、Bo5の試合を増やすべきだという意見が出たようだ[8]。

カンファレンス間の競技力差

Split1のリージョンファイナル準々決勝ではNorthの全チームがSouthのチームに勝利してしまった。さらに、取得したゲームは8対1と一方的な結果になってしまった。Isurus EstralがTeam Lequidに1ゲーム取った以外にSouthのチームはゲームを取れず、一部からNorthとSouthの間の競技力の差について疑問が投げかけられた[9][10]。

脚注

注釈

  1. 1 2 100 Thievesは臨時ゲストチームとして扱われ、2025年シーズン終了後のLoL部門解体を発表していた。
  2. ↑ 各2部リーグには一部LTAパートナーチームのアカデミーチームが参加している。VKSアカデミーがCDでそうなったように、アカデミーがTop2に入った場合は次点の非アカデミーチームに枠が譲渡される。
  3. ↑ スポンサーによりCloud9 kiaの名称で参加
  4. ↑ LLAに参加していたMovistar R7とSix Karmaが合併して成立。R7の旧名であるLYONの名称で参加。
  5. ↑ CBLOLに参加していたFluxoとw7m esportsの合同チームとして結成。
  6. ↑ Isurusがゲストチームとして発表された際、同じくLLA参加チームのEstral Esportsと合同で参加したが、最終的にパートナーシップを解消した。
  7. ↑ スポンサーによりVivo Keyd Starsの名称で参加
  8. ↑ スポンサーによりRed Candis Kalungaの名称で参加。

出典

  1. ↑ Geracie, Nick (2023年12月12日). “LCS Names MarkZ New Commissioner” (英語). Esports Illustrated 2023年12月14日閲覧。
  2. ↑ Wilson, Jason (2024年6月11日). “Riot Games rolls out consolidation plan, new spring event for League of Legends esports” (英語). Sports Business Journal 2024年6月11日閲覧。
  3. ↑ Taifalos, Nicholas; McIntyre, Isaac (2024年6月11日). “LCS, CBLOL, LLA unified as Riot takes VALORANT-like approach to LoL esports”. Dot Esports 2024年6月11日閲覧。
  4. ↑ Fudge, James (2024年10月31日). “Teams, Format for League of Legends Championship of The Americas Revealed”. The Esports Advocate 2024年11月9日閲覧。
  5. ↑ Ciocchetti, Cecilia (2024年10月31日). “100 Thieves sells League franchise slot while Disguised takes the stage for LTA 2025”. Dot Esports 2024年11月11日閲覧。
  6. ↑ Boksner, Leo (2025年7月19日). “LoL: 100 Thieves to exit LTA North after 2025”. Sheep Esports 2025年8月6日閲覧。
  7. ↑ Ciocchetti, Cecilia (2025年9月28日). “Riot bids farewell to the LTA as LCS and CBLOL return in 2026”. Esports Insider 2025年9月28日閲覧。
  8. ↑ “LoL - LTA: "Are you serious?" — Caedrel's Thoughts On The Cross Conference Format” (英語). Sheep Esports. (2025年2月18日) 2025年2月19日閲覧。
  9. ↑ “LoL: The LTA South will not be represented at the First stand” (英語). Sheep Esports. (2025年2月17日) 2025年2月19日閲覧。
  10. ↑ Miter, Mateusz (2025年2月18日). “‘Who made this s**t?”: Caedrel slams new LTA Playoffs format” (英語). Dot Esports 2025年2月19日閲覧。