Wide Area Network

Wide Area Network(ワイド・エリア・ネットワーク、略称:WAN(ワン))は、一つの国,大陸,さらには複数の大陸といった広大な地域に広がったネットワークのこと[1]。広義には、WANを世界規模で実現しているのがインターネットであるとする(参照:図1)一方、狭義には、LANとLANを結ぶ公衆網としてのネットワーク(参照:図2)というような意味合いでも使われる[2]。

用法としては、LAN(構内配線としてのネットワーク)の対比としても用いられる[3]。例えば、LANとISPへの回線とを結ぶルータは、WANルータと言われ、ISPへの回線側をWAN側と言う。WANの殆どは各利用者の管轄外のネットワークである[2][3][4]。

インターネット、LAN、WANの概念的な比較イメージ ネットワーク構成図におけるインターネット、LAN、WANのイメージ

WANの構成

WANは、LANの利用者が電気通信事業者(通信キャリア[注釈 1],ISPなど)と契約しなければ敷設・利用できないという特徴がある[4][5][6]。

ISPはLANとLANをWAN用のケーブルや無線アクセス等で接続する。そのケーブル同士の接点には、主配線盤やモデム、ルータ、レイヤ2スイッチ、レイヤ3スイッチと言ったネットワーク機器と呼ばれるものが置かれる。更にISP同士は、インターネットエクスチェンジと呼ばれる接続点で、電気通信事業者の提供するバックボーンまたは基幹回線網と呼ばれる大容量のネットワークと接続され、海底ケーブルや衛星通信などを介して国外のWANと接続される(参照:外部リンク バックボーン回線の高速化)。

ISPとの契約によっては、特定のLANとだけ通信するような構成にもできる。

WANで使われる主要なケーブル

WANサービスの種類

専用線サービス
契約時に指定した2点間の固定的な接続を提供するサービス。
回線交換サービス
相手を指定し、接続を確立し、情報を伝送するサービス。接続先は固定ではなく、任意の接続先を選択できる。
パケット交換サービス
宛先指定をパケット単位で行い、同時に複数の相手との接続を提供するサービス。

WANの主要なプロトコル

注釈

  1. ↑ 元々は電気通信事業者と同じ意味の言葉であったが、携帯電話が普及してからは、慣用句として無線通信分野の通信回線事業者を指すようになった。

脚注

  1. ↑ 『コンピュータネットワーク第6版』日経BP、2025年3月26日、68頁。
  2. 1 2 “WAN - @IT ネットワーク用語事典”. atmarkit.itmedia.co.jp. 2026年2月21日閲覧。
  3. 1 2 株式会社インセプト. “WAN(広域通信網 / ワイドエリアネットワーク)とは - IT用語辞典 e-Words”. e-words.jp. 2026年2月21日閲覧。
  4. 1 2 “WAN(ワン)とは?意味・用語説明|IT用語集|KDDI株式会社”. biz.kddi.com. 2026年2月21日閲覧。
  5. ↑ “【NTT西日本】キャリア|ICT用語集|法人・企業向けICTサービス・ソリューション”. business.ntt-west.co.jp. 2026年2月21日閲覧。
  6. ↑ 真, 佐々木 (2014年5月6日). “通信キャリアとは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典”. wa3.i-3-i.info. 2026年2月21日閲覧。

関連項目

外部リンク